【Kindle Paperwhite】購入した!

読書を習慣化するため、Kindle Paperwhiteを購入。

本来は自分で稼いだ給料で買うのが筋であるのだが、今の時間のあるうちに使い心地を確かめておきたかったので、親から資金を前借りし購入した。

 

学校再開までにかなり時間があるため、少しは自己研鑽の時間に充てようと考え、読書を始めるに至った。思えば、参考書以外の、いわゆる"お固い本”を手に取ったのは中学生以来。自己啓発本には昔から興味があったが、一度も本腰を入れて読んだことはなかった。今はYoutubeが発達しており、その本の要点を解説してくれている動画が数多くアップロードされている。「モチベーション紳士」「サラタメ」チャンネルでは、イラストを使ってプレゼン形式で解説してくれているので、内容理解だけでなく、モチベーション向上にも貢献してくれる。

 

最初は、それらの動画を見るだけで本の内容が分かるならわざわざ活字を熟読しなくても良いではないかと思っていたが、最近になって、読書をすることでしか得られない「情報の選別能力」が重要であることに気がついた。動画媒体は、基本的に動画製作者によって恣意的に情報の選別が行われている。時には事実が歪められたりもする。情報というのは、どうしても伝い手の感情や意思によって歪曲してしまう。情報が別の伝い手に仲介されるたび、その情報は本質を少しずつ失っていく。

インターネットで得られる情報のほとんどは、ソースが不明か信頼に足らないことが多い。また、ソースが明確なものでも、情報の選別や改変が行われていることがある。表現形式によって受け手が抱く感情をコントロールしていることだってある。もはや、そのような世界で ”正しい情報” を得ることは困難と言わざるを得ない。インターネット情報は既に誰かの手によって取捨選択されたものばかりで、いわば誰かの「食べ残し」ばかりである。

一方で、「本」という媒体は、インターネットに比べると第三者による手が加わっていないことが多く、比較的 "純粋な" 情報を伝える媒体である。料理に例えるなら、調理される前の食材そのままか、わずかに手が加えられた程度で味付けには至っていない。理由としては、著者が営利目的として情報を発信していること、読者から訴訟を起こされないよう、ある程度公平な立場による表現が用いられること、が挙げられるだろうか。

詰まる所、物事の本質を知るためには、「本」という媒体を利用し、正しい情報を仕入れる必要がある。これを早いうちから訓練しておかなければならない。読書の真の目的は「情報収集」ではなく、「情報収集訓練」である。

 

自分がKindle Paperwhiteを購入した理由は、この「情報収集訓練」を日常的に行えるようにしようと思い立ったからである。現在、岡本太郎著「自分の中に毒を持て」をKindle Paperwhiteで就寝前の30分を使って読んでいる。スマホ依存症である自分にとって、このスマホに近い形状であることは、普段の生活とのギャップが少なく大変ありがたい。

 基本三日坊主の私だが、これを機に是非習慣化していきたい。