語彙力道場 001

合成の誤謬

(ごうせいのごびゅう、英: fallacy of composition)

ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じることを指す経済学の用語。

 

コメント: 済界だけではなく、現代社会ではどこにでも起こりうることだと私は思います。社会全体の秩序を保つために個人の自由に制約を課す、まさにコロナ社会はこの"合成の誤謬"を逆手に取った政策とも言えるかもしれません。日本人は"共生・共存"の民族。近代化によって"個(孤)"を強制されてきた我々は、いま一度、生き方の「本質」を問いただす必要があるのでしょう。

 

 

生老病死(しょうろうびょうし)

人間として避けられない四つの苦しみ。生まれること、老いること、病気になること、死ぬことの総称。仏教語。

 

コメント: 々は平和で安寧な人生を送るために、できる限り苦難を回避しようとする。最近流行りの「危機回避」は、サービス産業において最強の売り文句となっています。しかし、予測できる危機などあるのでしょうか。そもそも予測・回避できないことを「危機」と呼ぶのではないですか?生きている限り、必ず危機は訪れ、我々を苦しめます。これは避けられないことであり、仕方がないことです。それらを乗り越える方法はただ一つ、「覚悟を決める」ことです。生きている限り「苦難」を必ず経験する、という覚悟です。せめて「生老病死」の4つの苦だけでも、生物としてこの世に存在する以上、覚悟を決めておきたいものです。

 

生老病死とは|お釈迦様が説く意味・仏教の四苦八苦の教えについて | 神仏.ネット